2011年2月17日木曜日

第5回研修公開講座と第10回運営委員会

2011年2月17日、当会会員でもある日本ホスピス・在宅ケア研究会理事長だいとう循環器クリニック院長 大頭信義医師をお招きし「どうなっている 在宅医療の現状」と題する講演をお願いした。
講演では、①急性期療養での“入院期間3か月抑制策”や“DPC制度”からくる問題、 ②“終末期を在宅で過ごす上での問題”などについて話をして頂いた。前者からは新たに“再発がん難民”、“複数疾病難民”が、後者からは“終末期がん難民”、“終末期介護難民”が発生する。制度や家族構成などの療養環境が変化すれば、そこには必ず新たな問題が発生する。患者会が解決に向けて努力すべき課題として自覚すべきである。
引続き開かれた運営委員会の主な決定事項は次の通りである。

1)2月25日開催の“ひょうご対岸戦略会議”での問題案件として、①前述の問題への対応策、②「地域連携クリティカルパス」の早期運用開始、③がん対策推進計画の進捗概要の県民向けの広報実施などを提起する。

2)ひょうごがん患者連絡会の3~5月の活動予定:
・ 3月17日(木):来年度活動方針討議。
・ 4月21日(木):兵庫県当局との話合いを予定する。
・ 5月19日(木):第3回定期総会