2011年10月5日水曜日

「兵庫県のがん対策の目指すべき方向」に関する公開講座を開催します。

 2011年10月20日(木) 2011年度第2回ひょうごがん患者連絡会公開研修会を以下の要領で開催します。

1、日時 2011年10月20日(木) 19:00~20:00
2、講師 神戸新聞社論説副委員長       
      ひょうご対がん戦略会議委員 三上喜美男氏
3、演題 兵庫県のがん対策の現状と目指すべき方向について
4、会場 兵庫県民会館 901号室 TEL 078-321-2131
5、会費 無料 

 平成20年制定の「兵庫県がん対策推進計画」は4年目も半ばをすぎ、次期がん対策推進計画策定に向けて検討を行う時期になりました。 
 この時に当たり、がん患者でもあり「医療の文化」を問う活動を続けておられる三上喜美男氏をお迎えして、「兵庫県がん対策の目指すべき方向」について講演をしていただきます。 
 研修して、わたし達がん患者団体の活動の指針にしたいと考えます。

「在宅療養上の諸問題への対応策」に関する公開研修講座を開きました。

 2011年9月22日(木) 関本クリニック院長 関本雅子医師をお迎えして「在宅療養上の諸問題への対応策」と題して講演をして頂きました。
 在宅医療の現状と問題点、並びに在宅ホスピスをめぐる最近の動きについて説明いただいた後、神戸市の「病院の在宅主治医紹介手順(逆紹介システム)」及び「神戸在宅ケアネットワーク(神戸市全10区の在宅ホスピス医ネットワーク)」の紹介があり、具体的な対応策についても説明していただきました。

兵庫県立こども病院建替え計画に関する意見書を兵庫県病院局長に提出しました。

 2011年9月5日(月)黒田会長ならびに石上会員(こども病院血液腫瘍内科親の会代表)が、岡本周治兵庫県病院局長を訪問し「建替え計画に関する意見書」を提出しました。病院局からは局長以下4名の方に出席頂きました。
 意見書は「建替え立地」の問題、及び「新こども病院」に必要な小児がん専門医療提供体制と機能の一層の強化に関するもので、ひょうごがん患者連絡会の意見を建替え計画に反映させて頂くようお願いしました。

がん条例制定に関する県議会議員陳情説明会を開きました

 2011年8月16日(水)兵庫県議会健康福祉常任委員会 森脇委員長を通じて、「がん条例制定に関する陳情説明会」を開きました。
 兵庫県議会からは、森脇委員長のほか、自民党幹事長・副幹事長、政務調査会長・副会長、健康福祉常任委員及び議員有志、合計10名の方に参加いただきました。
 ひょうごがん患者連絡会からは、黒田会長以下9名が参加しました。なお、兵庫県庁からは疾病対策課 田所課長に傍聴していただきました。
 説明会では、「がん対策と兵庫県の現状について」報告し、がん対策推進条例制定の必要性を説明した後、ひょうごがん患者連絡会の「がん対策推進条例(仮称)骨子案」を報告しました。また併せて、47都道府県のがん条例制定現況についても報告しました。
 議員からは、以下の指摘を頂きました。
1)「兵庫県健康づくり条例」が4月に施行されている。改めて、がん条例が必要か?
2)がん条例制定で何がどう変わるのか?

 ご指摘にお応えする資料を作成して、改めて説明をさせて頂くことにしました。

2011年8月23日火曜日

「がん政策サミット2011」に、武内、田村両会員が出席しました

 2011年7月16日(土)~18日(月)、日本医療政策機構 がん政策情報センター主催の「がん政策サミット2011」が東京で開かれ、兵庫県から当がん患者連絡会の武内、田村両会員が出席した。
 このプロジェクトは、「都道府県がん対策推進協議会のがん患者関係委員および都道府県がん対策担当者が一堂に集い、がん対策の好事例を学びあい、各地に広めていく」ことを目的に2009年から3か年計画で進められてきたもので、今年は締め括りのサミットとして計画された。北海道から沖縄まで47都道府県からがん対策関係者172名が参加して交流を深め合うことができた。
 席上、好事例がいくつか報告されたが、中でも大阪府健康づくり課課長補佐による「大阪府がん対策推進条例」の紹介は注目された。兵庫県にとっても参考にすべき報告であった。

「兵庫県健康づくり推進条例」説明会を開きました

 2011年6月16日(木)、兵庫県健康増進課 柳瀬課長、谷川係長をお迎えして、4月1日施行の「兵庫県健康づくり推進条例」説明会を開きました。話合いの概要は以下の通りです。
1、健康づくり条例の ① 生活習慣病、② 虫歯・歯周病疾患、及び ③ “こころの病気”予防活動に協力する。
 特に、県が支援する「健康診査・がん検診のセット検診」は当患者連絡会の重点課題であり、協働して推進することを要望した。
2、厚労省によると生活習慣病6疾病(糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症、高血圧、肥満)のための死亡者は日本人の三分の二に近い。がんによる死亡者は日本人の三分の一に達し、かつ高齢化で更に増加する傾向にある。
 然も、兵庫県のがんによる死亡率は47都道府県の中でも40位近い高率にある。 
 当患者連絡会としては、「兵庫県健康づくり推進条例」と併せて「兵庫県がん対策推進条例(仮称)」の制定が必要と考えていることを説明し、協力を依頼した。

「第3回ひょうごがん患者連絡会定期総会」を開きました

 2011年5月19日(木)「第3回ひょうごがん患者連絡会定期総会」を開きました。主な決議事項は次の通りです。
1、病院から在宅への移行が進む中で顕在化している諸問題の解決を図る。
2、「地域連携クリティカルパス」の早期運用開始をすすめる。
3、がん検診受診率向上啓発活動を推進する。
1)重点市町を巡回し協働して受診率向上に努める。
2)県下41市町がん検診責任部門も参加する「兵庫県がん検診推進県民フォーラム」の開催を検討する。
4、がん拠点病院相談支援センターの利用状況・満足度調査データを集約し、相談支援センター実務者会議との連携交流強化を図る。
5、がん対策課題に対する実施主体を明確にし、その義務を規定する「兵庫県がん対策推進条例(仮称)」の制定に向けた取組みを行う。
6、兵庫県立こども病院の建替えに対する意見書を作成して県当局に提出し、小児医療環境の改善を図る。

2011年5月2日月曜日

「がん対策推進計画の進捗状況と今後の取組み」について県当局と打合せました

 2011年4月21日、疾病対策課 田所課長、木山係長、及び医務課 河原係長と話合いを行なった。
 事前にひょうごがん患者連絡会(以下、連絡会と略称する)から重点課題として提示した7項目について、田所課長から報告をして頂いて意見交換を行なった。主な確認事項は次の通りである。

 1、連絡会の重点活動課題である「市町がん検診受診率向上活動」に対して、県当局は引続きバックアップを行なうほか、市町に対する勧奨・支援活動を強化していく。

 2、県当局は5大がん地域連携パスついて、がん診療連携協議会及び同幹事会の場で運用の促進を図る。

 3、在宅医療に関する問題については、個々に話し合っていく。

 4、その他、「こども病院立替え計画」について説明があり、連絡会から「建替えに関する意見書」を提出することとした。

2011年4月21日木曜日

2010年度第12回月例会を開催しました

3月17日に3月度月例会を開催して、2011年度活動計画策定への取組み方を討議し次の通り決定した。

  1. 4月21日開催の兵庫県当局との打合せにおいて、がん対策推進上の問題点への取組み方を協議 し活動計画案に反映させる。
  2. 兵庫県がん対策推進条例の必要性について調査研究を行い、必要性が確認されれば制定に向けた活動を行う。
  3. ひょうごがん患者連絡会ニューズレター「キャンサーひょうご」の内容を “より幅広いもの” “楽しく読めるもの”にすることを目指して、会員以外の方で協力いただける方の寄稿文も掲載していく。

2011年2月17日木曜日

第5回研修公開講座と第10回運営委員会

2011年2月17日、当会会員でもある日本ホスピス・在宅ケア研究会理事長だいとう循環器クリニック院長 大頭信義医師をお招きし「どうなっている 在宅医療の現状」と題する講演をお願いした。
講演では、①急性期療養での“入院期間3か月抑制策”や“DPC制度”からくる問題、 ②“終末期を在宅で過ごす上での問題”などについて話をして頂いた。前者からは新たに“再発がん難民”、“複数疾病難民”が、後者からは“終末期がん難民”、“終末期介護難民”が発生する。制度や家族構成などの療養環境が変化すれば、そこには必ず新たな問題が発生する。患者会が解決に向けて努力すべき課題として自覚すべきである。
引続き開かれた運営委員会の主な決定事項は次の通りである。

1)2月25日開催の“ひょうご対岸戦略会議”での問題案件として、①前述の問題への対応策、②「地域連携クリティカルパス」の早期運用開始、③がん対策推進計画の進捗概要の県民向けの広報実施などを提起する。

2)ひょうごがん患者連絡会の3~5月の活動予定:
・ 3月17日(木):来年度活動方針討議。
・ 4月21日(木):兵庫県当局との話合いを予定する。
・ 5月19日(木):第3回定期総会