2011年8月23日火曜日

「がん政策サミット2011」に、武内、田村両会員が出席しました

 2011年7月16日(土)~18日(月)、日本医療政策機構 がん政策情報センター主催の「がん政策サミット2011」が東京で開かれ、兵庫県から当がん患者連絡会の武内、田村両会員が出席した。
 このプロジェクトは、「都道府県がん対策推進協議会のがん患者関係委員および都道府県がん対策担当者が一堂に集い、がん対策の好事例を学びあい、各地に広めていく」ことを目的に2009年から3か年計画で進められてきたもので、今年は締め括りのサミットとして計画された。北海道から沖縄まで47都道府県からがん対策関係者172名が参加して交流を深め合うことができた。
 席上、好事例がいくつか報告されたが、中でも大阪府健康づくり課課長補佐による「大阪府がん対策推進条例」の紹介は注目された。兵庫県にとっても参考にすべき報告であった。

「兵庫県健康づくり推進条例」説明会を開きました

 2011年6月16日(木)、兵庫県健康増進課 柳瀬課長、谷川係長をお迎えして、4月1日施行の「兵庫県健康づくり推進条例」説明会を開きました。話合いの概要は以下の通りです。
1、健康づくり条例の ① 生活習慣病、② 虫歯・歯周病疾患、及び ③ “こころの病気”予防活動に協力する。
 特に、県が支援する「健康診査・がん検診のセット検診」は当患者連絡会の重点課題であり、協働して推進することを要望した。
2、厚労省によると生活習慣病6疾病(糖尿病、脳卒中、心臓病、脂質異常症、高血圧、肥満)のための死亡者は日本人の三分の二に近い。がんによる死亡者は日本人の三分の一に達し、かつ高齢化で更に増加する傾向にある。
 然も、兵庫県のがんによる死亡率は47都道府県の中でも40位近い高率にある。 
 当患者連絡会としては、「兵庫県健康づくり推進条例」と併せて「兵庫県がん対策推進条例(仮称)」の制定が必要と考えていることを説明し、協力を依頼した。

「第3回ひょうごがん患者連絡会定期総会」を開きました

 2011年5月19日(木)「第3回ひょうごがん患者連絡会定期総会」を開きました。主な決議事項は次の通りです。
1、病院から在宅への移行が進む中で顕在化している諸問題の解決を図る。
2、「地域連携クリティカルパス」の早期運用開始をすすめる。
3、がん検診受診率向上啓発活動を推進する。
1)重点市町を巡回し協働して受診率向上に努める。
2)県下41市町がん検診責任部門も参加する「兵庫県がん検診推進県民フォーラム」の開催を検討する。
4、がん拠点病院相談支援センターの利用状況・満足度調査データを集約し、相談支援センター実務者会議との連携交流強化を図る。
5、がん対策課題に対する実施主体を明確にし、その義務を規定する「兵庫県がん対策推進条例(仮称)」の制定に向けた取組みを行う。
6、兵庫県立こども病院の建替えに対する意見書を作成して県当局に提出し、小児医療環境の改善を図る。